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1996 3 10 撮影 日本海では2009年末から2010年、今年にかけて珍しい深海魚の捕獲が相次いでいるが、北陸の石川県と富山県だけで、この半年で16匹の「リュウグウノツカイ」が既に捕獲され、山口県から新潟県に及ぶ日本海全体では、この半年だけで既に24匹もの、通常は近海で見ることなどあり得ない深海魚が捕獲または発見させている。 能登半島や新潟県沿岸では2007年、大きな地震に見舞われているが、このあと2007年末には能登半島で4匹、新潟県沿岸でも3匹の深海魚が発見されていて、そのうち数匹は生きたまま捕獲されている状況がある。 またこうした傾向は2008年に一旦下降気味になったが、それでもこの年に捕獲されたリュウグウノツカイは日本海側全体で17匹を数え、2009年4月には山口県で「ゴマフホウズキイカ」と言う珍しい深海イカまでが、青海島近くの水深3メートルの海中で発見されていたのである。 そしてこうした深海魚があがってくる場合はとかく地震が来るのではないか・・・、と言う話になるが、確かに従来であればこのような深海魚は漁師ですらもそういつも見れない珍しいものだが、地震との関係で言えば、少ない事例の統計からすると、深海魚が発見されてから半年、または3ヶ月後に地震が発生していると言うことになるが、この言い伝えの根拠は無く、こうした言い伝えが本当だとすると、既に日本海側ではもう大地震が起こっていることになるが、それが起きていない。 このことから考えられることは、一つの可能性として大陸側の国々、及び旧ソビエトのどこかの国が大量のごみや危険物、または薬品を海に投棄している可能性が一つ、そしてもう一つは海流、しかも海底流の水温の変化や流れの変化が考えられ、最後に考えられる可能性として地殻の変動がある。 日本は大陸から押され、日本海溝で地殻が沈んでいるが、こうした際にエネルギーが蓄積されて、プレートの先端ではゆりもどし現象が起こって、そのストレスを解消する。 こうした地震のストレスが開放されない間は、日本海側の地殻も何らかのストレスを受けるため、太平洋側で大きな地震が発生しない場合は、日本海側で大きな地殻変動が起こる可能性は否定できない。 またこのように不思議な現象と言うことでは、富山県の一部、そして石川県で頻繁に起こっている「空気振動」現象である。 この空気振動だが、富山県、石川県、福井県で、毎年10回前後起こっているが、その原因は気象庁でも分からないとしている。 日本海側の地域では、通年は余り獲れない深海性の魚であるタラの大漁が続いている地域や、これもまた深海性の大型のイカなどが捕獲されている地域もあるが、この傾向についてはここ半年程の傾向であり、更に虹についても例えば直線虹の目撃例が石川県で報告されている。 ただ言えることは、おそらく漁師でも生きている間に数回しか見られないような深海魚が、集中して死ぬことを承知で海面に上がってきていること、そしてこの現象はここ数年連続して起こっていること、またこれ以外にも不可思議な現象が、日本海側では起こっていることは確かで、こうしたことから考えられることは、地震を初めとして、何かよろしくないものの到来が近い、そんな気がするのだが、なるほどでは太平洋側は大丈夫だ・・・、などと思わないほうが良い、なぜならもし地震なら、日本海側でストレスを解消するか、太平洋側でエネルギーがストレスを解消するかの確率は、50%と50%だからである。
本文は2010年に執筆されたものを再掲載しています。 翌年の2011年に東日本大震災が発生した事を考えると、何とも言い難い気がします。 |