2020年3月13日午前2時18分に発生した、石川県輪島市西部を震源とする地震に関して、保勘平宏観地震予測資料編纂室では「輪島市西部陸地地震」と仮称しました。
気象庁の観測では地震の規模を示すマグニチュードは5・5、最大震度5強、震源の深さは12kmと推定致しました。
またこの地震は2007年に発生した、能登半島地震の余震域で発生したものと発表されましたが、正確には余震や余震域ではなく、2007年地震震源の延長線上に相当し、従って余震ではなく単独地震と推定されます。
この場合の余震化傾向は、余震自体が非常に少なくなる傾向に有りますが、数日してから本震の75%に相当する地震が発生する可能性が有ります。
つまり余震は細かく何度にも分散されるのではなく、余震エネルギーが蓄積された状態で、少ない回数に集中して発生する確率が有ると言う事になります。
余震の最大震度は4クラス、この余震が発生する可能性が高いのは本震発生の4日後、3月17日付近に発生し易いと推定されます。
またに2011年に発生した東日本大地震以降、日本列島は常にプレートに圧された状態になっている事から、こうした傾向の地震は比較的日本全国に散らばって発生する確率が高く、既に小規模地震に対する地殻耐性力は第二ステージに入っているとみられる事から、これから発生する地震は震度5近辺の地震が多くなり、2、3年後には震度6付近の地震が多く発生してくる可能性が有ります。
しかもどう言う形の力学的作用が有るのかを正確に観測できない事から、日本のどの地域でも均等の発生確率になります。
言い換えれば、1つの地震に関する他の地震の関係性が全く読めないと言う事で、いつどこで発生するかの予測は、傾向や関連性、周期、場所の近さだけは予測できないと言う事になります。
また冬季の温暖化は世界的傾向に有り、この為ただ温暖であることをして、地震の発生を予見する事は出来す、魚介類の異常、今まで獲れていた魚が獲れなくなる、反対に今まで獲れなかった魚が大漁になるなどの異常も世界的規模に及んでいます。
気温の変化は植物にも影響しますから、当然植物の異常だけをしても地震の予知はできません。
現状の日本は「シュレディンガーの猫」であり、地震が発生するか否かの確率が均等に散らばっています。
全ての地域が震源であり、そうではない状態です。
それゆえ温暖傾向、魚介類の異常、植物の異常に関しては異常の中の異常を探し、また気象的異常、例えば太陽に色が付いて見えるとか、空気が紫に色に見えるなどの変化などと組み合わせて、各自が判断して行く方法が最も効率的な予知に相当すると考えられます。
ちなみに安倍総理は能登半島の地震に関して非常に縁の有る総理で、2007年死に体となっていた安倍政権下で能登半島地震が発生し、今回もまたアベノミクスと言う詐欺が遂に破綻し、コロナウィルスとオリンピック、株価大暴落で四面楚歌、すでに呆然自失状態の時に能登半島の地震です。
何とも不思議な気がします。
また大きな地震は政変や株価の変動幅が大きな時に重なる傾向が有り、こうした事や温暖な気候、動植物の異常などを勘案すると、漠然と今自分が住んでいる地域が安全か否かが見えてくるかも知れません。
今回の「能登半島陸地地震」に関して言えば、昨年末から来年は何か悪い事が起こりそうだ、また能登半島地震のような事が起こるのではないか、輪島市の人たちは挨拶代わりに、そんな会話をしていたものでした・・・。