「お母さん・・・」・2

わざわざ自宅から50キロメートルも離れた産婦人科医院へかかったのは、それなりの理由があった。 近くの産婦人科だと誰が見ているとも限らない、そうしたことを恐れてのことだったが、帰宅途中、母親と隣り合わせに座った弥生さんは、...