「女の確執」

ある雪の日、部屋を閉め切って物語りをしていると、一条天皇のお后の一人、定子は清少納言にこう言う・・・。 「少納言よ、香炉峯(こうろほう)の雪はいかならん」 これを聞いた清少納言は、さっと戸を開け、御簾(みす)をくるくると...