「表裏比興」・Ⅰ

「親方さまに言上つかまつる」 「これは大叔父殿、あらたまって如何なるご用向きにございますや」 「されば、此度ご本家嫡子、信幸殿のことにござれば、この戦国乱世にあって小国がもはや豊臣、徳川のいずれかに組してと言う時にあらざ...