「インフルエンザ如きが・・・」

「あら、お父さんも少し顔が赤いですね、はいこれ・・・」と言って看護士さんから渡された体温計をしぶしぶ脇に挟んだ私は、やがてメロディーが流れ、取り出した体温計を見て思わず隠そうとしたが、それをタイミング良くくだんの看護士さ...