「魚と地震の迷信」

1896年3月末、三陸海岸のあちこちでウナギの死骸が大量に打ち上げられ、この現象はその後間隔を置きながら3カ月続く。 そして1896年6月15日、三陸地震が発生、津波の波高は最大36mにまで及んだ。 〈吉村昭著、「海の壁...